私たちの農業応援

みどりの学校ファーム

「みどりの学校ファーム」

 学校単位で農園を設置して、児童生徒が農業体験活動を通じて、生命や自然、環境や食べ物などへの理解を深めるとともに、生きる力を身につけることを目的とした取り組みです。

 2008年度から、埼玉県内の小中学校を対象に「みどりの学校ファーム」の取り組みが進んでいます。現在は、県内のほぼすべての小中学校で実施されています。

 食育の推進、学校教育における体験活動の増進、農地の有効活用という複合的な効果が期待できる、埼玉県独自の取り組みです。

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各市町村におけるサポート体制の整備

 市町村ごとに推進協議会を設置し、地域ぐるみで「みどりの学校ファーム」が応援できるようにサポート体制を整備しています。
 行政や学校、農業団体などと情報の共有・発信、連携を通じて「みどりの学校ファーム」を応援しています。

実施する学校へ資材や看板を提供

 農業体験活動に取り組む学校に対して、小学校へはJAグループさいたま、中学校へは埼玉県が必要な資材や看板などを提供しています。

継続的に種苗等を配布

 「みどりの学校ファーム」を設置した小学校に、JAグループさいたまが継続的に種苗や肥料、堆肥を提供しています。

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 埼玉県内では、以下のような活動が行われています。

野菜苗を受け取るJA職員(右)と配付担当者(さいたま市のJAさいたま野田支店で)

野菜苗を受け取るJA職員(右)と配付担当者
(さいたま市のJAさいたま野田支店で)

 埼玉県とJAグループさいたまは2014年9月8日、「みどりの学校ファーム」を設置する県内の小・中学校821校に、秋植え野菜苗1万7880本を配布しました。埼玉県農林公社種苗センター(鴻巣市)から19JAの営農センターなど拠点施設に配達され、最寄りのJA支店経由で各校に届きました。

 野菜苗は同センターで育成し、全てに生産履歴を添付しています。植え頃の15センチ前後に成長したブロッコリー8420本、キャベツ6540本、ハクサイ2920本の3品目と、秋まき用種の小松菜、カブ、ダイコンなど7品目を配布しました。

 学校ファームを体験した小学校5年生の児童は「みんなで植えて、収穫した野菜を給食で食べるのがとても楽しみです」、中学校2年生の生徒は「自分たちが作った野菜を食べたときのおいしさは、ふだんの何十倍にも感じました」と話しました。

 野菜を育てる大変さと収穫の喜びを体験することで、食事を残さず食べるようになるなど教育的効果も表れています。実施した学校は収穫した野菜を給食に使い、食育指導や農地提供者をはじめ地域の人々と連携した体験学習などを行っています。

 JAグループさいたまでは、県との連携協定により農業体験活動を支援し、必要な農業資材、農作物の種・苗などの提供やJA職員による農作業指導、調理実習をしています。

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体験発表する子どもたち

体験発表する子どもたち

 埼玉県とJA埼玉県中央会、埼玉県教育委員会は2015年1月29日、さいたま市浦和区の浦和コミニュティセンターでみどりの学校ファーム成果発表会を開きました。県内の小・中学校関係者や行政、JAなどから約300人が出席しました。小・中学校、JAの事例発表や児童らの作文朗読、講演など農作業体験活動の取り組みを発表しました。

 岩崎康夫副知事は「学校ファームに参加した児童は喜びや充実感を共有し、感謝の気持ちを育んでいます。未来の埼玉を担う子どもたちの人間性や社会性が育つよう、取り組みの充実を図っていきます」、JA埼玉県中央会の坂本健次副会長は「JAグループは自然や命、食の大切さ、地域食文化などの理解を広げる食農教育活動をしています。今後も学校ファームを応援する取り組みを進めていきます」とそれぞれあいさつしました。

 桶川市立加納小学校は「学校ファームで深める家族の絆」と題して発表しました。学年ごとに野菜や花を育てている様子や料理作り、保護者の感想などを紹介しました。今年度から親子で食したり調理を実施したところ家族の絆が深まったと説明しました。

 三郷市立高洲東小学校は「土からの贈り物!」と題して発表しました。地域の農家やJAの協力で畑づくりをしました。「蒔いた種が大きく育って楽しかったです」「収穫する時が一番おもしろいです」と話し、野菜作りに協力してくれた人に感謝の気持ちを伝えました。

 さいたま市立大門小学校2年の庄司悠希さんは「元気が出るファームの野菜」を朗読。野菜作りで自分が育てたサツマイモをみんなで食べたときが一番おいしかったと話し、「僕の元気を野菜にあげると、野菜も元気に育ちました」と語った。

 狭山市立堀兼中学校2年の伊藤優花さんと降矢苑実さんは「種から育てた野菜と、保育園とのいも掘り体験」について、「総合学習で野菜を育てる楽しさを学び、地域とのふれあいも経験した。野菜を育てるのに時間と手間がかかるのがわかりました」と話しました。

 JAいるま野生活福祉課の大木真一課長は、女子栄養大学や県教育委員会などと連携して実施している「こども料理コンクール」などJAの食農教育の取り組みについて発表しました。

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